西表島は、石垣島から高速船でさらに、1時間弱。
島の大部分が森で覆われた島です。
上原港と鳩間島の中間に位置するバラスは、初心者ダイバーでも海中散歩を楽しめます。
1. 西表島の概要
8月の盆休みはペルセウス座流星群と重なり、結構な頻度で流れ星が見られます。
西表島は、石垣島のさらに西。行ったことがある人は、分かりすぎるぐらい語ってしまうでしょうが、
行ったことがなければ、ジャングルとイリオモテヤマネコのイメージしかないのではないでしょうか。
石垣島のフェリーターミナルからは、離島とを結ぶ定期船があり、結構な頻度で、行ったり来たりしています。
西表島へ渡るには大原港と上原港があり、上原港が若干栄えている感(ほんと若干)があります。
上原港へは、高速船で約45分。波が高いと欠航になることもあり、その場合は、大原港を経由しないといけない場合もあります。
西表島の夜は、暗いです。西表島の北に位置する鳩間島はもっと暗い。。。
西表島での移動は、島の西側を起点として、海岸線沿いに時計回りに南へ抜ける1本の道、迷いようがありません。
この道が集落と集落を結んでいます。
西表島の上原は島の東側にあたり、夕日を見ることはできません。
2. ある日のできごと
その日は、西表島の夕日を見ようと、島の西側の集落まで行きました。
移動は、民宿で貸してもらったママチャリ(自転車)です。
陽も傾きかけているとは言え、上原港からの北に向かう坂は、地味に堪えます。
さらに、集落の間はなだらかな坂だったりして・・・。
一本道、迷うことはありませんが、海岸に面した道路は、マングローブや樹木にさえぎられて、
見晴らしの良い場所はなかなか見つかりませんでした。
結局、星立まで移動し、夕日を見ることができました。
完全に陽も落ち、星空が現れたころには、周りにいた人たちも帰って行きました。
空一面に星が現れ夜空を満喫した後、来た道を引き返すことになります。
街路灯も少ない集落の道、ヤシガニが道を横切っていきました。
集落を出て、浦内川展望台へ続く真っ直ぐな道路は街路灯もなく、
自転車のライトが点いていてもはっきりと星空が見えていました。
道の両脇は、生い茂った草むらが続いていて、今にも動物が飛び出てきそうな雰囲気があり、
心細さを感じながら、民家の灯りを求めて、必死にペダルをこいでいたときのことです。
進む先の小高い山の上を、光の塊がゆっくりとこちらに向かって来ました。
異様に速度が遅いです。でも、確実に近づいてきます。
それが通りすぎるのに、どれ程の時間がかかったでしょうか。
光の塊は、尾を引き、光の粉を撒き散らしながら、頭上を越えていきました。
幻想的な瞬間でした。
3. 場所
数年後、この時のことを思い出して調べたところ、これは火球というものらしいです。